犬ジステンパーウイルス抗体 (CDV Ab) 検査キット

犬ジステンパーウイルス抗体 (CDV Ab) 検査キットは、犬の目と鼻の分泌物中の犬ジステンパーウイルス抗原を迅速かつ定性的に検出でき、犬ジステンパーウイルス感染症のスクリーニングと補助診断に使用できます。

【試験原理】

犬ジステンパーウイルスは通常、生後84～112日の子犬に感染し、疲労、食欲不振、発熱、上気道感染症を示します。  目や鼻からの水様の分泌物が、1～2日以内に粘液性の化膿性に変化します。  湿性咳嗽、呼吸困難、嘔吐、下痢、後部緊張症、腸重積を引き起こし、最終的には重度の脱水症状と衰弱により死亡します。

このキットは二重抗体サンドイッチイムノクロマトグラフィーを使用します。  サンプルに十分な量の犬ジステンパー ウイルス抗原が含まれている場合、犬ジステンパー ウイルス抗原は、金ラベル パッド上の金コロイドでコーティングされた抗体に結合して、抗体-抗原複合体を形成します。  この複合体が毛細管効果によって検出ライン（T ライン）に向かって上向きに移動すると、別の抗体と結合して「抗体-抗原-抗体」複合体を形成し、徐々に凝集して目に見える検出ライン（T ライン）になります。  過剰な金コロイド抗体は品質管理ライン (C ライン) に移動し続け、二次抗体によって捕捉され、目に見える C ラインを形成します。  テスト結果は C 行と T 行に表示されます。  品質管理ライン（Cライン）に表示される赤いバンドは、クロマトグラフィーの工程が正常であるかどうかを判断する基準であり、製品の内部管理基準としても機能します。

【パッケージ仕様と構成品】

注: スワブは、パッケージの仕様に従って別途無料で提供されます。

【内蔵型アプライアンス】

時計

【保存方法と使用期限】

キットは2～30℃で保存されます。凍らせないでください。 24 か月間有効です。キット開封後は、試薬をできるだけ早く使用してください。

【サンプル要件】

1. サンプル: 犬の目と鼻の分泌物。

2. サンプルは同日に検査する必要があります。  即日検査できないサンプルは2～8℃、24時間を超えるサンプルは-20℃で保存してください。

【検体の採取と処理】

目: 滅菌綿棒をペットの目の隅に置き、数回静かに回転させて目の分泌物を集めます。

鼻: 滅菌綿棒を鼻孔に平行に挿入し、分泌物を吸収するために数秒間放置します。  最高のパフォーマンスを得るために、鼻腔綿棒を使用してサンプルを収集します。

採取したサンプルの入った綿棒を希釈チューブに挿入し、液体と完全に混合します。  最後に、溶液の大部分が抽出チューブ内に残るように綿棒を絞り、綿棒を取り外してキャップを締めます。サンプルを採取後すぐに検査すると最も効果的です。

【検査方法】

1. 使用前にキットを室温（15〜30℃）に戻してください。

2. 試薬カードをアルミホイルバッグから取り出し、清潔な台の上に置きます。

3. サンプルが入っている希釈液チューブのキャップのトップチューブキャップを外し、希釈液チューブを逆さにしてチューブ壁を絞り、試薬カードのサンプル穴（S 穴）に検体混合物を 3 ～ 5 滴加えます。

4. 結果は 10 ～ 15 分で読めます。  結果は 15 分を過ぎると無効になります。

【結果の解釈】

陽性：品質管理ライン（Cライン）とテストライン（Tライン）の両方が現れる

ネガティブ：品質管理ライン（Cライン）のみ使用可能

無効: 品質管理ラインが表示されません。新しいデバイスを使用して再テストしてください

【予防】  

1. この製品は定性検査のみに使用され、サンプル中のウイルスレベルを示すものではありません。

2. この製品の検査結果は参考用のみであり、診断や治療の唯一の根拠として使用されるべきではなく、すべての臨床的証拠および実験室的証拠を評価した後に医師が判断する必要があります。

3. サンプル中に存在するウイルス抗原がアッセイの検出限界を下回る場合、またはサンプルが収集された疾患段階で検出された抗原が存在しない場合、陰性結果が生じる可能性があります。

4. 操作は指示に厳密に従って実行する必要があります。   期限切れまたは破損した製品は使用しないでください。

5. テストカードは開封後 1 時間以内に使用してください。   周囲温度が30℃以上または湿気の多い場合は、直ちに使用してください。

6. T ラインが色を示し始めたばかりで、その後ラインの色が徐々に薄くなったり、消えてしまったりする場合は、サンプルを数倍に希釈し、T ラインの色が安定するまでテストする必要があります。

7. 本製品は使い捨て製品です。   再使用しないでください。